ガソリン代は、半分くらいが税金だということを耳にします。
一体どういう仕組になっているのか?
具体的な内訳を調べてみました。
ガソリンの税金 内訳(1Lあたり)
いま、レギューラーガソリンの1Lあたりの小売価格はだいたい145円といったところ。
そのときの内訳は、以下のようになります。
A | ガソリン税(本則+暫定) | 53.8円 | 約37.1% |
---|---|---|---|
B | 石油石炭税 | 2.04円 | 約1.41% |
C | 温暖化対策税 | 0.76円 | 約0.52% |
D | 消費税(10%) | 13.18円 | 約9.09% |
E | 本体価格 | 75.22円 | 約51.9% |
F | 合計 | 145円 | 100% |
A~Dまでが税金となります。
その割合・・・約48.12%!
半分とはなりませんでしたが、およそ半分が税金ということになります。
A~Cは、ガソリン1Lあたりの額が決まっています。
ガソリン税の本則税率文と暫定税率分も分けて書くと、次のようになります。
ガソリン税(本則税率) | 28.7円 |
---|---|
ガソリン税(暫定税率) | 25.1円 |
石油石炭税 | 2.04円 |
温暖化対策税 | 0.76円 |
消費税は、「これら+本体価格」に10%かかります。
ガソリンの税金 半分以上になることも
上記は、ガソリン小売価格が145円/Lのときになります。
ガソリン小売価格が135円/Lだと、以下のようになります。
A | ガソリン税(本則+暫定) | 53.8円 | 約39.9% |
---|---|---|---|
B | 石油石炭税 | 2.04円 | 約1.51% |
C | 温暖化対策税 | 0.76円 | 約0.56% |
D | 消費税(10%) | 12.27円 | 約9.09% |
E | 本体価格 | 66.13円 | 約49.0% |
F | 合計 | 135円 | 100% |
税金の占める割合が約51.01%と、ガソリン代金の半分以上となります!
計算してみますと、
「138円/L」以下の値段のとき → 税金の占める割合が50%以上
「139円/L」以上の値段のとき → 税金の占める割合が50%以下
となりそうです。
世界との比較
このガソリンにかかる税の比率。
日本が特別に高いのかと思ったのですが、どうもそうでもないようです。
参考データ(PDF)↓
OECD諸国のガソリン1ℓ当たりの価格と税(2019年第2四半期)
ここからすると、35カ国中31番目。
つまり、このなかではまだ低い方になるかと。
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